デザインを始めようと思ってもまず何からすれば良いかわかりませんよね。デザインを練習して質を上げていく必要がありますが、とりあえずはツールの選定・入手からですね。ここではおすすめのツールについてお話ししたいと思います。
作りたいものは何か?
作るものによって使うツールが異なりますので、まずは作りたいものが何かを明確にすることからです。作りたいものは、Webサイトですか?ロゴやキャラクターのイラストですか?
UIUXデザイナーを目指す場合
制作物例:アプリやWEBサービス
結論から申しますとおすすめのツールはFigma一択です。理由は無料だからです。これに勝るものはありません。その他の選択肢としてSketchやAdobe XDなどが挙げられますが機能差はそこまでありません。
このFigmaというアプリ(ブラウザ上でも動きます)何よりも強みなのが複数人で同時にデザインできることです。この機能を主軸とし、その利便性から有象無象あるデザインツールの覇権争いで地位を確立してきている印象があります。
Sketchも全然ありですが費用が年1万ちょいかかります。私が現在関わらせてもらっているリクルートではこのSketchを使っているのですが、たまにすごく重いときがあったり、操作性が洗練されておらずPhotoshopほど操作スピードをあげられなかったりでいつもフラストレーションを感じています。使っている企業は意外と多いので、就職を目指している人なんかはありかもしれません。
Adobe XDも無料なので全然ありですね。非常にサクサク動く印象です。簡単なプロトタイプも作ることができます。私がSketchなどを使い始めた頃はあまり機能が充実していなかったため使っておらず、それ以来あまり使ってこなかったこともありますが、そこまで可も不可もない印象ですね。
続けられるか不安な方はとりあえずFigmaかXDで始めて見てください。
Webデザイナーを目指す場合
制作物例:Webサイト、バナー、(印刷物)
Webデザイナーを目指すとなったら Adobe Photoshop 一択になるかと思います。お金はかかってしまいますがそれ相応の価値はあります。イラストも描きたいなどがなければまずはフォトプラン( 980 円 / 月 )で問題ないと思います。
FigmaやXDでも最低限の機能は揃っているので大方できると思いますが、極めるのは難しいかもしれません。また、就職が目的であれば、Photoshopを使っている企業が多いので、入社時に再度ツールの学習コストがかかることになります。続くかわからない、とりあえず気軽に始めてみたいという方にはFigmaやXDなどの無料ツールがおすすめです。
ちなみにPhotoshopは非常にパワフルで、写真の合成やレタッチから字詰め、多様な効果をあてられたりとリッチな機能な揃っており使いこなせるようになると非常に楽しいです。使っていてストレスに感じることが全くありません。一応印刷物も作れます(印字が鮮明じゃないですが)。
グラフィック、DTPデザイナーを目指す場合
制作物例:ポスター、チラシ・フライヤー、名刺、ロゴ、平面のキャラクター
印刷物を作る場合は Adobe Illustrator 一択です。こちらは、写真の加工やWebデザインをする予定はないとかであれば illustrator単体プラン( 2,480 円 /月 ) で問題ないと思います。
制作を行うほとんどの企業で導入されていると思います。ロゴやキャラクターを描きたい場合もIllustratorです。ちなみに当ブログのサムネイルはIllustratorで作成しております。
簡単にPhotoshopとの違いについて述べておきます。
Photoshop → 点の組み合わせで絵ができている(イメージ画像の上)
写真などがそうなのですが、めちゃくちゃ拡大すると全てドットでできています。そのためより詳細な表現が可能。
Illustrator → 線の組み合わせで絵ができている(イメージ画像の下)
点と点を繋ぐ線で絵ができています。そのため拡大・縮小しても画質が落ちることはなく、印刷もより鮮明になるので印刷物の制作に用いられます。
その他このツールってどうなの?このツールのここの部分ってどう?などご質問・ご相談お気軽にお声かけください!
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