デザインで稼ぎたいと思ったらすることは簡単で①作れるようになる②宣伝する③見積もりを出し受注し、提案して合意を得る。です。まずはファーストステップとして最短で商品となるデザインを作れるようになりましょう。初めのうちのコツは基本的には真似することです。
こんな方へ
- デザインに興味がある
- デザインで稼いでみたいと思っている
- なるべく楽したい
- お金になるラインまで制作力を持っていきたい
徹底的に真似る
まず大事なのは守破離(しゅはり)という考え方です。まず大事となってくることは基本的なルールやデザインの原則をきちんと守ることです。デザインの4原則、近接・整列・反復・対比などです。頭で理解していても実際にデザインするとなったら意外とできないこともあるのでまずはこうした基本を落とし込むことです。これができるだけで理路整然とした綺麗なデザインは作ることができます。
次は破(は)のフェーズに移ると次は基本ルールを少しだけ破ります。デザイン全体は崩さないように、それでいて崩せるところは崩して遊び心を入れるなど独自性を出していきます。ここまでの内容で熟達して初めて基本などから離れたデザインをしてよい技術力となります。
守(しゅ)ができるようになればもう稼ぐ技術力には達せると思います。破(は)まで少しでもいけるとより強いですが。なのでまずこの全体感を掴んだ上で守(しゅ)だけを熟達するにはどうすれば良いか?という疑問にいたります。この解は考えていただきたいところですが言っちゃいます。
良いものを徹底的に真似る
です。
美しいと感じたデザインをスクショしてトレースします。どうして美しいと感じたのか考えながらなぞると色々な発見があります。
試合に行く前に、ましてやピッチャーを立てる前に、自分1人で素振りをするようにまずはトレース50本ノックくらいしてみると良いでしょう。50本もやったらもう案件を受注しても良いくらいの実力になると思います。
実際最初の頃、受注したものは色々なものを真似しつつ良いとこどりをして、少しだけ自分のエッセンスを加えるみたいな形でやると良いです。著作権への注意は大事ですが、レイアウトやフォントのチョイス、配色などに著作権はありませんからね。
再び問います。初学者がプロ顔負けのより良いデザインをする際に必要なことはなんだと思いますか?
これも言っちゃいます。
極力自我を出さないことです。オリジナリティをいきなり出そうとしない方が100%確実に客観的に見て良いものが作れます。
美大の人や先生が聞いたら怒りそうですが、それがデザインで稼ぐためには近道です。もちろん世の中にまだないようなオリジナリティを追求し、極める道もあると思いますが、死後に評価されたゴッホの二の舞になる可能性はあるでしょう。
どれくらい自我を出さないかというと完全に99%出しません。
レイアウト、コンテンツの流れ、配色、要素と要素との間隔、フォントファミリーとサイズ・ジャンプ率・カラー、字間・行間、線幅やボタンの横幅などなど。それって参考にしているものとまるっきり同じデザインになるのでは?と思われるかもしれませんが、色々な参考から良いとこどりをして組み合わて作ります。世の中に全く新しいデザイン要素(ボタンなど)なんてないのです。全ては組み合わせでできています。
良い要素をどう組み合わせたら良いか、が唯一自我を出して良いところですね。
初めのうちはどれだけ良い参考物を探せるか、が非常に大事になってきます。参考探しに時間をかけていいでしょう。参考を探す先の例をあげておきます。
Webサイトを作りたい方
いきなりサイトを作れると良いですが、初めのうちは少しヘビーかとも思います。それで挫折してしまうくらいならまずはバナーなどから初めてみてください。
サイトはギャラリーサイトがあるので、このあたりから好きなものを探してみてください。
ロゴ・イラストを作りたい方
これは単純に自分の好きなものをトレースすると良いと思います。特にない人や模索したい人はこちらのサイトなんかを参考にしてみましょう。
ポスター・チラシ・パッケージ等印刷物系を作りたい方
これらはWebから探すのが少し工夫が必要であまり探しきれないですね。日頃から街で良いものを見たら写真を撮っておくことをおすすめします。感度の高い人が集まるようなお洒落な街の雑貨屋などは結構参考になるような制作物があると思います。
一応参考サイトを貼っておきます。
必要な知識を必要な時に必要なだけ
デザインについての知識や情報のインプットは非常に大切です。ですが、実践はもっと大事です。インプットはほどほどに概要がわかっていれば全てを完全に落とし込めている必要はありません。例えば本の読み方についてなんですが、こんなおすすめの本があります。
デザインの法則が150個まとめられてます。150個全て頭に入れられればそれに越したことありませんが、中々難しいですよね。どんなものがあるかだけざっと知っておけば、あとは実際に案件の中で提案する際に制作時意識したポイントなどとして引用すれば良いのです。
本からのインプットは非常に大切です。ですが、そこにとらわれすぎないよう注意してください。
なるほどデザインもおすすめです。こっちはなるべくなら頭に入れておきたい内容ですね。忘れたらまた見るみたいな形で手元に置いておくと良いです。
正直これだけ
正直の話これだけです。有料のセミナーに行ったり、高いお金を払ってスクールに通ったりする必要はないと思っています。なぜならあれらはデザインを教えてくれるだけであり、最も重要なデザインでどう稼ぐかは教えてくれないからです。
お金を稼ぎたいのにお金を使うというのは違和感があります。まず稼いで、稼げたら稼げた額から自己投資しましょう。
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